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📄 作品概要
「孤独な私を見つけてくれたあなたは、私にとって、神様みたいなものなのです」 ≪作品紹介≫ 建物のように大きな桜の木、御神木。 御神木の多大な生命力を吸って現生に留まる地縛霊、フウカと 太陽の光を浴びることが出来ず、夜しか外に出ることが出来ない「あなた」が、御神木の下で出会います。 「太陽の光が、苦手、なのですか?」 「まるで、お化けさんみたいですね。ふふっ」 「って、あ、あ、幽霊の私がこんなことを言うの失礼ですよね、すみません……ごめんなさい、ごめんなさい……」 ずっと一人だったフウカは、会話がとても苦手。 たどたどしく喋り、ちょっとしたことで怯え、泣いてしまいます。 そんなフウカですが、自分のことを見つけてくれたのが嬉しくて、勇気を出して「あなた」とまた桜の木の下でお話をしたいと言います。 「よろしければ、また、ここに来てくれませんか……?」 「私の声が聞こえる人なんで、今まで、いなかったので……もう少し、お話、したいな、って」 「ダメ、でしょうか……?」 フウカは歌を歌うのが好きで「あなた」はお話を書くのが好きです。 けれど、フウカの声は誰にも届かず、「あなた」の物語を読んでくれる人はいません。 「私は既にこの世にいなくて、あなたは夜しか外に出れない」 「一人、だった……」 「寂しかった……」 「けれど、今は」 「今だけは…………...