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📄 作品概要
ある日突然に相撲のクラス代表となってしまった僕は、どうせ負けるからと黙っていたことを母さんに怒られてしまう。 大柄で男勝りな母さんは意気地のない僕を?りつけると、相撲の稽古をつけてやると言い出して…… 僕の名前は安国寺 滋(あんこくじ・しげる)。 ひょんなことから相撲のクラス代表を決めることになり、なんと僕が当たってしまった。 とはいえ僕の身体は大きいどころか痩せっぽちで、むしろ弱いと言われても仕方がない。 いずれにしてもどうせ勝てはしないのだから、適当にやり過ごせばいいと考えていた。 ところがある日、そのことが母さんに知られてしまったのだった。 僕は小さいころに父さんを亡くし、それからは母さんとの二人暮らし。 そんな母さんは僕とは対照的に身体も大きく男勝りな性格で、 かつては地元の女相撲大会でも優勝したことがあるのだという。 当然に母さんは、僕がなぜ黙っていたのか問い詰めてきた。 僕がどうせ勝てないからだと言うと、思い切り突き飛ばされてしまう。 「これ、滋!!――おめっ、こッ恥ずがしかねェのか!!」 母さんは死んだ父さんが身体が大きくて力持ちだったこと、 もちろん相撲も強いが気は優しかったことなどを、ものすごい剣幕で語る。 「おらは父ちゃんの、そったらところに惚れだんだッ。 ……滋、おめぇも好いだオナゴの一人ぐれえ、いんだッぺ?」 「ま、まあ、いなくもない、け...